山田石材計画 home ホーム sitemap サイトマップ legal 当サイトご利用にあたって
ホーム ストーンスケープ 山と石の風景 石の本の紹介 会社案内  お問い合わせ | リンク | ニュース
ホーム >> 石の本の紹介 >> 晴彫雨読 No.41-60 >> No.41 謎の巨石文明と古代日本
晴彫雨読No.41 謎の巨石文明と古代日本

 この紙面をお借りして石の本を紹介しているわけであるが、紹介したいと思う本は尽きない。私の場合は、たまたま親が石屋を営んでいた関係で、石の魅力にのめり込んでしまっているが、古今東西、さまざまな角度で「石」というものにエネルギーを注いできた無数の人間がいたことに、「石の本」を紹介することで改めて強く認識しているこのごろである。

 石は耐久性、不変性、不動性といったその性質から、太古より宇宙観的なあるは宗教的なシンボルとされきた。人類は、人類として成立したころから、「石」に対して特殊な感情を抱いてきたのではないかという、勝手な仮説を立て、古代から現代そして未来の人々まで「石」に対するある種の感情は、一筋の線でつながっていると、ひとり、想像を膨らましている。

 今回ご紹介の本は「謎の巨石文明と古代日本」というなんとなく怪しげな一冊。「宇宙人」「ムー大陸」「太陽神」などといった語句がチラチラしている文献が混ざっているが、なかなか面白い内容である。中身は日本の超古代文明や巨石文明に関するものが13篇にわたって、著者のそれぞれの立場や見解、解釈が記されている。当然、日本に存在する巨石文明ばかりでなく、比較検討の材料として数多くの世界に存在する巨石記念物も取り上げられている。文献の中身はともかく、日本にも数々の巨石遺構が存在していることに驚く。これからの研究成果が待たれるものも中にはあるようであるが、わざわざでも足を運んでこの目で見てみたいものも何箇所も取り上げられていて、この種の趣味を持つ方には、お薦めの一冊である。

 昔見た映画にスタンリー、キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」がある。1968年製作というから、だいぶ前の映画である。その中で、まだ猿の時代だった地球、宇宙を旅した現代、そしてはるか未来宇宙のかなたの一室にと、象徴的に黒御影石の石版が出現するシーンが突然、頭をよぎった。

 この映画を貫く宇宙の時間と空間を超越した「謎」のシーンである。キューブリック監督はどんなインスピレーションを働かせて黒御影石の石版を用いたのであろうか。「石」と「人類」をイメージ的に結ぶ印象的なシーンとして、今でも時々思い出す。

本のデータ
書籍名/謎の巨石文明と古代日本(1996年)
編集人/牧野 洋
体 裁/A5版 292ページ 価格1700円
発行所/新人物往来社 TEL 03−3212−3931



 石の本リスト
 晴彫雨読 No.1-20
 晴彫雨読 No.21-40
 晴彫雨読 No.41-60
  No.41 謎の巨石文明と古代日本
  No.42 子ども美術館8
  No.43 眠る石
  No.44 石の考古学
  No.45 石造文化
  No.46 日本の美術 城の石垣と...
  No.47 石仏巡り入門
  No.48 中欧・墓標をめぐる旅
  No.49 碑刻
  No.50 石の文化誌
  No.51 鉱物・書物の王国6
  No.52 石垣普請の風景を読む
  No.53 インカを歩く
  No.54 当尾の石仏めぐり
  No.55 近江石の文化財
  No.56 石の説話
  No.57 ヨーロッパの始まり...
  No.58 おかやま・石のこころ
  No.59 死者のホンネ・英国...
  No.60 あなたの石


 石の本の紹介トップへ




山田石材計画(株) Copyright(C) Yamada Sekizai Keikaku All Rigths Resered.