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ホーム >> 石の本の紹介 >> 晴彫雨読 No.1-20 >> No.14 将軍・大名の墓
晴彫雨読No.14 将軍・大名の墓

 日本の首都として、情報を飲み込み発信し続ける東京。その発展ぶりは田舎育ちの私にとって暴力的にさえ感じる。そんな東京にももちろん数多くの寺院や墓所が存在する。今日の東京大発展の礎となった多数の先人たちの眠るそれらの場所は大都会の喧噪の中、今でも大切に見守られている。

 今回のご紹介は「将軍・大名家の墓」(河原芳嗣著)。家康の江戸開幕から慶応4年の江戸開城まで、265年の長きにわたり江戸を舞台に活躍した大名と、その奥方・子女たちの墓所を、著者が十数年かけて歩き記録し続けてきた江戸大名の墓の集大成である「図説徳川将軍家・大名の墓」¥3500円の携帯版である。

 「図説徳川将軍家・大名の墓」が出版されたのが1995年。激動の明治維新を経て、関東大震災、戦災と二度の災禍を受け、さらにとどまるところをしらない都市開発によって、東京の中の江戸は無惨にも姿を消したわけであるが、風雨にさらされつつも建てられた時代のままの姿をとどめている墓碑を巡歴し、まとめたものである。ページ数329頁、写真点数340点余、多くの地図や資料とともに紹介してある。本書ではその中から、寺名・交通経路・墓碑銘をとりだし、豊富な地図写真とともに紹介する。お墓を取り扱う石屋さんにとって格好のガイドブック。興味のある方にはまたとない貴重な資料となっている。

 東京のどの辺にどんなお寺があるかは知っていても、そのお寺に誰が葬られているかまで知る人は少ない。東京のお寺を隈無くあるき、数々の文献も参考にしながら江戸時代に活躍した大名やその家臣た墓所がコンパクトにまとめてあり、この本を頼りにお目当ての墓所にたどり着けるようになっている。われわれ石屋の先達の仕事ぶりに触れたいと思っている人、当時の墓所づくりに賭けた石職人の心意気を感じ取りたい人、あるいは、今年人気のの大河ドラマ「葵徳川三代」を話題としてちょっとした石屋としての知識を深めたい人のための必読書である。前述の「図説徳川将軍家・大名の墓」とともに石屋さんにとって求めていても損のない労作である。

本のデータ
書籍名/将軍・大名の墓(1999年)
著 者/河原芳嗣 著
体 裁/A6版 174ページ 価格1800円
発行所/アグネ技術センター TEL03-3409-5329


 石の本リスト
 晴彫雨読 No.1-20
  No.1 石屋史の旅
  No.2 中世 祈りの造形
  No.3 石橋は生きている
  No.4 FUKUOKA STYLE VOL14
  No.5 山里に花ひらく高遠の石工
  No.6 石の博物誌
  No.7 闇の中の石
  No.8 京都名墓探訪
  No.9 石の匠 石都鑿の響
  No.10 ケルト・石の遺跡たち
  No.11 石の神秘力
  No.12 石と死者
  No.13 議事堂の石
  No.14 将軍・大名の墓
  No.15 牟礼・庵治の石工用具
  No.16 石の俗称辞典
  No.17 石垣普請
  No.18 不思議な石の話
  No.19 石ころの話
  No.20 石のはなし

 晴彫雨読 No.21-40
 晴彫雨読 No.41-60

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